色の集いば 色彩コラージュin 富士

「色の集いば 色彩コラージュin 富士」今年も元気に開催できました。

中部・東海・北陸支部長の古橋京子です。

「色の集いば 色彩コラージュin 富士」 今年も元気に開催できました。
今年は土曜日の開催で、デイサービスこみち学院の午後の授業中のイベントとしました。また、こみち学院が「認知症カフェ(オレンジカフェ)」を開催していることや、富士市のまちの駅 「仲良し♡こみち駅」に認定されたことなどもあり、「色の集いば 色彩コラージュ」「オレンジカフェ」との共催と致しました。

協会からチラシも作成していただきましたので早速あちこちに配った結果、「色の集いば」は昨年よりも大幅に認知度が上がりました。

ただ、会場となるデイサービス「こみち学院」はスペースに限りがあり、参加者は、こみち学院の8人の利用者様、5人のスタッフ、地域包括支援センターの職員さん、他の施設から利用者さん4人スタッフさん2人。また今回、色彩福祉検定1級をお持ちの仲澤佳子さんが参加して下さり、合計21人の大人数となりました。仲澤さんは同じ勉強をした仲間ということで初対面にもかかわらずとてもスムーズに会話が進み、戦力として頼もしい存在でした。

皆さんがそろったところで、各種のフレームに合わせた大きさの中厚紙を選んでいただき、早速「色の集いば」を開始しました。ホワイトボードを使って簡単にコラージュの説明をして、テーマ「私の富士山」については、目指す作品は絵葉書のような富士山でもいいし、イメージ上の富士山でもよく、けっして形が三角でなくても空が青くなくても、木が富士山より高くてもいい。何の制約も受けず自由にカラーカードをちぎって貼って、色の調子やトーンの面白さを味わっていただきたい。出来の良し悪しはその結果として現れるもの。そんな話をしました。

皆さんが黙々と作品を仕上げる中、途中から 60年代70年代の洋楽のBGM をかけてみました。♬ダイアナや♬悲しき雨音を聞きながら口ずさみながら、素晴らしい作品がどんどん仕上がります。予定時間を大幅に超えて皆さん熱中。途中全員で首回しや肩上げ下げ体操などを取り入れながら、「あと10分です!」の言葉に「え~っ!」とのうれしい反応。

制作終了後、仲澤さんにフレーム選びや作品入れ込みのお手伝いもしていただきました。私の説明や対応が、年齢や認知症の有無にかかわらずあまりに普通なので驚いてしまったというのが仲澤さんの感想。この感想はわたし的にはちょっとうれしい^^
さらにもう一つうれしいことに、途中でオカリナ奏者の松野ちとせ先生が遊びに来てくださり、お茶の時間にサプライズ演奏をしてくださいました。

参加者の中には感情を素直に出せない方やうまく表情が出ない方も多いです。でも、ご自分の作品を見せ合って話しているときの笑顔は何とも言えず素敵で、サポートした私たち自身も色を通して幸せな時間をプレゼントしていただきありがたく思っています。そして、こんな機会をいただいたことに感謝します。
(古橋京子)

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